2013.06.15  エンドユーザーのための 地盤調査



先日 ある住宅会社よりご連絡があり お伺いしました。

内容は 他社で地盤調査した結果 “地盤改良工事が必要”の判定・解析がでたが

約2か月前に 約1m埋め土する前の 原地盤「畑」を調査した際

調査結果の解析・判定は「直接基礎にて対応可」だったのに

又、その後の1mの埋め土も 転圧を300ピッチにて十分しているのに

何故 今回の調査結果の判定・解析にて「地盤改良工事をしないと新築建物の

安全性は確保が難しい」となったのか?。

相談にのってくれとの事でした。

資料及び図面を見ますと 確かに 造成前の原地盤「畑」の表層より1m位までは

地耐力がありましたが 表層より-1.25m~-2.0m位は軟弱な地層も

見られる調査データーでした。只、原地盤「畑」の造成経過年数が古かったため

木造の新築建物の荷重位は 「ベタ基礎」の直接基礎でOKとの解析・判定を

だされたのだと推測します。

只、その後道路の高さまで約1m盛り土されて(造成間際)今回 再調査された

由ですが 原地盤の表層以深がそのままですと 当然 道路高さの新規GLより

-2.25m~-3.0m付近は 50KN自沈を含む非常に軟弱な地層が

データーに出てきた由です。調査会社としては 新築建物荷重が及ぶ範囲内にて

軟弱な層が続き 又 新築建物の荷重に 埋め土して直近のためその土量の荷重も

プラスして分析すると 「何らかの地盤改良工事をしないと・・・」に

なったと思われます。

この解析・判定は妥当と 私も思い その住宅会社の方へ そう説明しましたが・・・。

只、道路下 -1mの原地盤「畑」を調査、解析をした段階で 盛り土1mは

想定されていた訳ですので その調査報告書の説明の際に

「今の地盤に建てられる場合は 造成経過年数等を考慮して 直接基礎にて

新築建物の安全性は確保できると思われるが

この「畑」の上に 盛り土されて すぐ 新築建物を建てられる場合は

土の荷重も考慮すると 直接基礎のみでは 新築建物の安全性は確保が

難しいと思われますので 原地盤「畑」の表層より -2m位は

事前に土壌改良されて 盛り土(転圧をしながらの)をされるか又は・・・。」

と一言付け加えられた方が 住宅会社のために ひいては エンドユーザーの

方のために なったのではとつくづく思った次第です。

私が 社会人の経験の大部分を

“戸建て住宅&分譲マ ンション”

に携わっていたため 特にそう思うかも知れませんが。