2015.01.23  大事! 元々の地形

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他社の方が 新築住宅を計画されています敷地を地盤調査をされて

住宅会社の方より その調査報告書と計画図に基づき

私共に相談されるケースがあります。

相談の内容としましては、2年位前までは 「本当に地盤改良(補強)工事が必要?」

でしたが 昨年位より 「この調査結果で 本当に地盤改良(補強)工事をしなくて

直接基礎(ベタ基礎 等にて 建物は大丈夫?)」 とかが多くなっております。

これは ある会社の解析基準が 約1.5年位前より ある意味で世の中の標準となり

他の会社の解析基準も それに近くなったためと 私は思っております。

その様な相談を受けまして 調査報告書・図面一式を手にして 現地確認を

しますが その際に私が一番重要にしているのは 敷地の元々の地形(原地盤)

つまり 今の様な宅地になる前の 「畑」とか 「田」とか また 「谷」 とか

「丘の斜面」とかです。 この元々の地形と調査データーが ほぼ同じで

地耐力等のデーターも想定範囲内であれば 若干弱含みな地層であっても

造成経過年数等が長ければ 直接基礎にても支障が無いと つまり

直接基礎にて 新築建物の安全性は確保できると 私も判断致します。

只、困るのは 現地の地形と他社で調査された調査データーが違う場合

例えば 地形的に GLより3m以上軟弱な地層と思われる ポイントにて

浅い箇所にて 固い地層になっていたり 同じ建物配置内でも

元々の原地盤(地中)の傾斜があり 支持層の深さが違う筈なのに

同じ深さで支持層がある 調査報告書になっていますと

本当に判断に苦慮致します。

この様な ケースの場合、結局は 私共で 再調査をさせて頂き その上での

判断となりますが。

新築住宅を建てられる 施主の方も 住宅会社の方も

末永く 安全・安心に住むことができる 住宅と地盤 を望まれている筈です。

当然 過剰な地盤改良(補強)判定は なくすべきですが

原地盤の地形も考慮した 適切な地盤調査と解析(判定)によって

住宅の安全性の確保は されるべきと 私は思っております。

私共は今後も 地域(地元)に密着した 地盤のプロでありたい と

またそのために 研鑽したいと意を強くしているこの頃です。

自然災害を含めて 本当に大事なのは “ 元々の地形 ” 

“ 今の地形 ” と 私は思いますが・・・。