2014.07.11  住宅 と 地盤 について・・・

Tsunoshima08私の業務の中でメインの一つに 「地盤調査に伴う解析」 があります。

つまり 新築一戸建て住宅を計画される際に 事前に 計画配置に伴う地盤調査を

スウェーデン式サウンディング試験にて 地盤調査のご依頼を受けるわけですが

当然 その調査データーのみならず 地形とか

(特に 「川」 の近く や 「谷底付近」は注意が必要ですが)

造成経過年数

(現在の宅盤になってからの経過年数や最近多い擁壁構築時の埋戻し経過年数等)

や 地下水の確認(GL何m下とか 多いとか 少ないとか) などが解析の判断の

重要な視点になります。

これらを総合的に考慮しまして 住宅会社の方が計画されています

「直接基礎(ベタ基礎や布基礎等)にて新築建物の安全性は確保できると思われる」か

又は、「直接基礎のみでは新築建物の安全性の確保が難しいと思われるため

何らかの地盤改良(補強)工事が必要と思われる」 の 判定・所見を作製して

住宅会社に提出する流れとなります。

私共としましては “ 過剰な地盤改良(補強)判定 ”は 避ける目的で

会社設立の一つとして取り組んでおりますが

どうしてもその様な 解析、判定を提出せざるを得ないケースがあります。

この段階で 主にどの様な事由で 地盤改良判定になったかが

次の段階の地盤改良(補強)工法の選定に大事な由ですが 。

地盤改良(補強)工法には 大別しますと 「支持杭の工法」 と

「一種の摩擦杭の工法」 とか「建物荷重を軽減する工法」 とかがあります。

一般的に 費用面では 「支持杭の工法」が 杭長が長くなるために 高くなる

ケースが多いですが 只、ここで注意頂きたいのは 造成経過年数や

擁壁構築時の盛り土の埋戻しの経過年数が余り経っておらず 今後も 圧密沈下や

不同沈下が予測される場合は、やはり「支持杭の工法」が適しているわけでして

「一種の摩擦杭の工法」や「建物荷重を軽減する工法」は避けるべきだと

私は思います。 又、反対のケースにて 明らかな表層の地耐力不足の場合は

「支持杭の工法」よりも 「一種の摩擦杭の工法」や「建物荷重を軽減する工法」の方が

予算的にも また工法にもよりますが 「液状化対策」 にも適した場合があります。

つまり 地形や 調査データー や 地下水の有無の諸条件を 総合的に考慮して

適切な 「地盤改良工法」の提案と選択(住宅会社及び施主の方)となる流れで

あるのが大事だと 私は思って取り組んでおりますが。

何事も一つのケースしか 無い は  余りお奨めできない と

人生60年の 私はつくづく思って とりくんでいますが まだ道半ばです・・・。